29.「’11/05〜06」にっぽん丸・世界1周クルーズ〜6〜

uno メインショー 編}


にっぽん丸クルーズレポート  2011年 にっぽん丸世界一周クルーズ
unoコンサート ~情熱と哀愁~  2011年 6月 3日 金曜日

 

写真・文 : 中村風詩人

Performer

uno
大平重成(guitar)
大平里美(piano, synth)


本日のメインショーは、ニュー・スパニッシュ・デュオの
unoさん。
初めてその音楽を聴いたのは、ラウンジ”海”のメロディタイムでした。
会場では椅子が足りないほどに、お客様がお越しになっていたのが印象的です。
大西洋の海原を駆ける爽快なギター、太陽を思い出すポップなピアノ。
仕切られたラウンジを、気持ちの良い風が吹き抜けるのを感じます。
そして本日のメインショー、ドルフィンホールにあの時の風が吹くのを確かに感じました。



「南米を訪れた時に、インカ帝国の声を聞きました。その時の経験をすぐに楽譜に書き写し、5楽章にわたる曲を仕上げました。本日はその第1楽章”そしてインカは〜絆”を演奏いたします。」
大平里美さんが、宙の一点を見つめながら真剣にお話をします。
まるでその先にマチュピチュのような幻想的な都市を見るように。
いつの間にか会場が、大平里美さんの独特なお話に包み込まれていました。


 

 

大平重成さんの低いボイスは、空中都市が動き出すように響く。
里美さんの透き通った声は、そこに住む子供からのメッセージ。
弾かれたギターの弦、鍵盤を跳ねる指先、何か壮大な物語が始まる予感。
その瞬間、会場に座る観客の耳があの時感じた風に撫でられます。
穏やかに、けれども情熱的に、心地よい音楽の風を感じます。
コンサート終了後に感じるこの爽快な気分は何でしょうか。
unoさん、本日はありがとうございました!

 

写真・文 : 中村風詩人




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